最近、ビーガン(ヴィーガン)という言葉をよく耳にします。今年行われるはずだったオリンピックに向けて、各企業やお店が力を入れてきた分野ですよね。
なぜかというと、外国人にはビーガン(ヴィーガン)やベジタリアンが多いからです。日本では菜食主義、精進料理などの言葉で表されることもあります。マクロビ(マクロビオティック)も実は日本由来のものなんです。
ただ、厳密にいうとどれも少しずつ違っているのですよね~。
マクロビ>ベジタリアン>ビーガン(ヴィーガン)>精進料理という印象ですが、実際には混ざっているところもありそうです(汗)。
今日はそんな違いについてを紹介していきますね。やはり身体には良いものだと思うので、こういうお店が増えてくれるのは嬉しいです♪
玄米海苔巻き弁当のおかず
*玄米海苔巻き(玄米、焼肉、卵焼き、きゅうり、白ごま)
*鶏の唐揚げ
*万願寺とうがらしの素揚げ
*里芋と玉ねぎの煮物(絹さやのせ)
*蓮根ひじき
*柿
野菜の作り置き・前日の準備
*玄米の冷凍保存
*里芋と玉ねぎの煮物
*蓮根ひじき
玄米海苔巻きレシピ
⒈牛肉をタレに漬け込む(醤油、にんにくチューブ、生姜チューブ、すりごま)
⒉玄米を電子レンジで解凍し、ごま油と塩で味付けする
⒊きゅうりを千切りにし、塩漬けにする
⒋卵焼きを作る
⒌海苔の手前3/4に玄米を薄くひき、その真ん中に具材をのせる
⒍手前からギュギュッと巻く
⒎よく切れる包丁を少し濡らして適当な大きさに切る
⒏最後にごまをふる
ベジタリアン、ビーガン(ヴィーガン)、マクロビの違い
ベジタリアンとは
ベジタリアンという言葉自体は結構馴染みのある言葉だと思います。野菜をたくさん食べる人?野菜だけを食べる人?絶対に動物性タンパク質は食べないの?などなどちょっとした疑問はありますが。
実はベジタリアンと言ってもその中で幾つかのグループに分類されているので、絶対的な枠組みというものはないそうです。
ただ、一般的には動物性タンパク質は食べずに、野菜を中心に食べる人たちのことを指します。
動物性タンパク質とはお肉やお魚のことです。調味料にエキスが入っているなど大まかには気にしないということですが、どうみても肉!魚!というものは食べないそうです。
動物からの副産物に関しては食べてもいいそうなので、乳製品のチーズや牛乳、卵はOKなのです。
もちろんベジタリアンも種類があり中には全部食べないという人たちもいます。
具体的にどんなものを食べるかというと、野菜、果物、穀物、豆、海藻、きのこ、そして乳製品です。
世界的には年々ベジタリアンになる人が増えていますが、その理由、背景としては、宗教上の理由、健康上の理由、倫理的な理由、スピリチュアル、環境保護のためなど様々です。
元々はイギリスから始まった文化と言われていますが、ベジタブルが語源ではなく、ベジェトゥス(健全な、活力のある)が語源となっています。
ビーガン(ヴィーガン)とは
そして最近よく聞くビーガン(ヴィーガン)ですが、実はベジタリアンの一種なのです。ベジタリアンの中にビーガンがあるという感じです。
基本的にはベジタリアンよりも厳格な菜食主義者と言われています。具体的には動物性タンパク質、副産物の乳製品、蜂蜜は食べずに、野菜を中心に食べる人たちのことです。
ビーガンの人たちは着る物やインテリアなどにも動物のものを使わないというのが一般的です。
動物愛護だったり自然環境保護など、自分たちの体(健康)のためというだけでなく、生き方や考え方、思想が形になっていると考えられますね。
蜂蜜も食べられないなんて甘いものはどうなっているの?と思われますが、メープルシロップなど植物からとれる甘味に関してはOKなのですね。
ただ、突然ビーガンになるというより、まずはベジタリアンから入って徐々にビーガンとなる人が多いようです。
ビーガンというものもイギリスから生まれたもので、イギリスでは60万人以上がビーガンとも言われています。
そして夕食に動物性タンパク質を取らない人はイギリス全人口の約20%もいるということです。
世界的に夕食は軽めの方が良いとも言われていますので、菜食主義とは関係なくそうしている人たちも多いのかもしれませんね。
マクロビ(マクロビオティック)とは
アメリカからの逆輸入的に話題になったのがこのマクロビオティックですが、こちらは実は日本由来のもので、日本人には馴染みの深いものになっています。
マクロビを知らなくても日々の食卓に取り入れられているものが多いのではないでしょうか。
私も10年ほど前にマクロビ生活を1年ほど続けた経験があります。とにかく体は軽く、体調もよくなりました。
↓そのときのマクロビ体験談です。
基本的には玄米と野菜を中心に食べる人たちの食事スタイル(和食的)のことを指しています。
小魚や蜂蜜などは食べてもいいのですが、やはり果物も限定的、砂糖もNG、乳製品もNGな食生活なので、ベジタリアンと比べても結構ストイックな印象はあります。
地産地消や身土不二(その時のものを食べる)、一物全体(まるごと食べる)など自然との調和を考えたものが基本的な理念となります。
もちろんその方が自分たちの体のためにも良いのです。
なぜなら、その土地で取れたものを食べることによって旬のものを旬なままいただくことができ、まるごと野菜を食べることによって、野菜の栄養素を全部身体に吸収することができるのです。むしろ皮に栄養が多く含まれているので。
そして小麦粉を使ったパンなどもあまり推奨はしていません。発酵させるものも自然由来のものならまだいいかなという感じです。
最近は天然酵母のパン屋さんが増えたり、米粉を使ったパンもできたりしているので選べばいいようになりましたね。
このように動物性食品を避ければいいというものではなく、自然も含めて全体のバランスをとりながら食べましょうというのがマクロビなんだと思います。
とりようによっては食べてはダメなものも多いような気がするので、むしろストイックとしてみました(汗)。
ちなみに、日本では昔から受け継がれている精進料理というものがあります。こちらはマクロビよりも厳格で、匂いや刺激の強いものも避ける傾向があります。
例えば、ネギやニラ、ニンニクなどです。本当に修行という感じですね。
マクロビに関してはやってみたいなと思ったら、書籍などもたくさん出ていますので簡単に始めることができますよ。
↓最初に読むならこの本がおすすめです。
まとめ
ベジタリアン、ビーガン(ヴィーガン)、マクロビの違いを簡単にですが説明してみました。
ビーガンはベジタリアンの一種ということでしたね。マクロビは少しテイストが違って、基本菜食主義だけれども自然に沿ったスタイルという感じかなと思います。
私たち日本人は少しいわゆるベジタリアン人口は低めですが、だんだん変わろうとしていますね。ヴィーガン専門店や、コンビニなどでも動物性のものを使っていないお弁当も登場しています。
マクロビや精進料理など、本来日本人にもあっている食生活の菜食スタイルです。
今日のお弁当の玄米とひじき蓮根もマクロビのお教室で習ったものです。里芋は推奨されなかったなぁ。追求すると結構厳しいんですよね(汗)。
マクロビ、精進料理とまでは行かなくても、玄米は食べたことがある、大豆料理ばかりのお店に行ったことがある、などの経験はあるのではないでしょうか。
ビーガンのお店や食べ物が一般的に広がってきて、海外の人たちの考え方を知る、昔からの日本の食生活に目を向ける良い機会なのかもしれませんね。
週1ビーガン、週1ベジタリアンなどという言葉もあるそうなので、身体のデトックスとして取り入れてみようかなと思います。そういえば週1断食(月曜断食)もありましたね!
栄養も足し算ばかりではなく引き算も必要です。みんなで楽しみながらできるといいですね。それが可能な流れになってきて嬉しいです♪